刺繍の始め方と必要な道具について|100均の針や糸、キットについても解説。

刺繍の始め方と必要な道具について|100均の針や糸、キットについても解説。

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こんにちは。

つもと
つもと

刺繍大好き管理人です。

昔から刺繍が大好きで、ついに刺繍歴は通算20年をこえました。

今回は、「刺繍をはじめてみたい!」けど、「何をどうしていいか分からない!」あなたに向けて、

とにかく、とことん、簡単に、刺繍を始める方法について真剣に考えました。

ここに書いた以外にも、刺繍を始める方法はあると思います。

刺繍は初めてでも、それ以外のものづくり経験値が高い人だっていると思います。

それでも、刺繍に挫折した人をたくさん見てきて非常に残念に思っているので、とにかく挫折せずに一作品完成させる方法を考えてみました。

参考になれば幸いです。

初心者はキットを購入しよう!

キットとは?

刺繍をはじめてみたい方は、ぜひ「キット」を購入してください。

キットとは、作り方(レシピ)と材料がセットで売られているものです。

本やネットの情報を参考に、ポーチや鞄、ブラウスなどに刺繍をしてみたい方もいらっしゃると思います。

それでも、まずは練習と思って簡単なキットに1つ取り組んでみてほしいと思います。

刺繍でハードルが高いのは、刺繍自体ではなくて準備

刺繍は、①(作品に適した)図案と材料の準備 ②図案の転写 ③刺繍 と大きく3ステップを踏むことになります。

その中で「①図案材料選び」が一番難しかったりします。

どの図案が、どのサイズで、どこに刺繍できるかを考えるのが非常に難しい。

糸選びを間違うと、お花を刺繍したはずが、イガグリみたいになったりします。

図案のサイズと糸選びは、作家さんによって考え抜かれているんですよね。

キットであれば、①②は省略され、③から始めることができますので、練習に最適です。

その後、作品に刺繍を入れる方法を学ぶとよいと思います。

キットの選び方

刺繍の種類を簡単なものにする

刺繍は、世界中の至る所にあります。

民族衣装があれば、そこには何らかの刺繍があるでしょう。

刺繍の本のコーナーでも、キット売り場でも、実にさまざまな刺繍があります。

そのなかで何を選べばいいのか・・・初心者には難しいものも混ざっているのが実情です。

初心者におすすめな刺繍は、「刺し子」「こぎん刺し」「クロスステッチ」です。

また、一部の(フランス)刺繍もおすすめです。

「一部の」という点については、次の項目で解説していきます。

刺繍の種類については、詳しくは以下の記事をご覧ください。

初心者におすすめ!簡単な刺繍3選|クロスステッチ・刺し子・こぎん 初心者におすすめ!簡単な刺繍3選|クロスステッチ・刺し子・こぎん

作品のサイズを小さめのものにする

最初は小さいものから始めましょう。

キットの一部は、A4サイズ以上の額に入れるような作品です。

完成まで数十〜数百時間が必要です。

なお、刺繍のキットでよく見かける丸や楕円のフレームは、ここでいう「額」ではありません

これは「刺繍枠」という刺繍をするための道具です。

が、かわいいので額のように使われることが増えてきましたね。

刺繍枠1つにおさまるサイズの作品であれば、選んで大丈夫です。

刺し子であればコースターふきん、こぎん刺しやクロスステッチであればキーホルダーやポーチなど小さめのものにしましょう。

図案が布に写してあるものを選ぶ

キットの中でも、中級者以上向けのものも発売されています。

初心者向けキットの見分け方の一つが、図案が布に写してあるかどうかです。

図案というのは、刺繍の下絵のことです。

本来は、図案が紙に印刷されていて、それを布に転写して刺繍をしていきます。

(クロスステッチなどは転写せず自分で数えます)

しかし、図案を布に写すのが意外と難しい&手間なので、初心者向けに図案を布に印刷したキットが売られています。

図案印刷済みキットは、初心者向けに作られていることが多く、図案自体の難易度や使用されているステッチも簡単です。

つもと
つもと

図案印刷済み」「プリント済み」などの記載があるものを選びましょう。

基本の道具の選び方

キットを選んでから、道具の準備にうつりましょう。

キットの中に、以下の道具が含まれていることがあるからです。

選んだキットにどの道具がついているかを確認して、ついていない道具を選んでいきましょう。

刺繍ごとに、適した針が決まっています。

初心者向けのキットは、多くの場合は針がセットになっていますが、セットになっていない場合は購入する必要があります。

まず、選んだキットは何刺繍かをチェックしましょう。

キットに書いてある「刺繍の種類」準備する針
クロスステッチクロスステッチ針
刺し子(さしこ)刺し子針
こぎん刺し、こぎん刺繍クロスステッチ針、こぎん針
特に刺繍の種類が書いていない、
「刺繍」のみ、
サテンステッチ、
アウトラインステッチ、
チェーンステッチなど
フランス刺繍針
おすすめの刺繍一覧

小学校で購入した裁縫箱に入っている針は駄目なの?という疑問を持つ人もいると思います。

結論としては、やめておいた方がいいです。

刺繍は、糸を3~6本ぐらい同時に針に通す必要があります。

裁縫箱に入っている針は、糸1本だけを通す針なので、刺繍に使うには穴が狭すぎます。

できたら糸もついているキットを購入してほしいと思いますが、そうではない場合に刺繍糸の選び方を書いておきます。

刺し子は刺し子糸、こぎん刺しはこぎん糸を選んでください。

太い細いが選べる場合、作り方に何も指定がなければ、どちらでも構いません。

刺し子もこぎん刺しも、比較的、糸に左右されない刺繍です。

クロスステッチやその他の刺繍の場合は、特に指定がなければ、「25番刺繍糸」というものを購入します。

刺繍糸には、太さの番号と、色の番号がそれぞれついています。

インターネットなどでは、「◯番刺繍糸 ××」という名前で売られています。

◯は太さを指定する番号です。特に指定がなければ、25番を選んでください。

××は色番号です。色鉛筆の「あか」「あお」といった名前ですね。

25番刺繍糸については以下の記事をご覧ください。

おすすめの刺繍糸は?DMC・コスモ・オリムパス|メーカーごとの特徴を説明します

刺繍枠(どちらでも)

刺繍枠は必須と思われている人もいるかもしれませんが、なくてもOKだったりします。

しかし、完全初心者の方は刺繍枠があった方がよいと思います

刺繍枠については以下もご覧ください。

刺繍枠は必要?どんな時に使うのがおすすめか解説! 刺繍枠は必要?どんな時に使うのがおすすめか解説!

買わなくて良いもの

はさみは家にあるもので大丈夫です。

手芸用でなくても大丈夫です。

あまりにも古くて、糸がスパッと切れなくて何度もはさむ必要があるようなハサミであれば、買いなおした方がよいかもしれません。

(針に糸が通りにくいので。)

また、一般的な手芸道具として必要といわれるまち針なども不要です。

100均のキットや道具でもよい?

100均のキットや道具でもOK!

今はダイソーやセリアでも刺繍のキットや道具が売っていますね。

これらのキットで刺繍をはじめてみたい方もいると思います。

結論としては、入り口として使っていただく分には全然OK!

手軽に楽しくはじめてみてください。

しかし、そうでない方がやりやすい!

まずは気楽に100均ではじめてみてもらったら・・・とは思うのですが、そうでない専門メーカーのものの方が良いです。

きれいに出来るのもそうですが、無駄な失敗をしなくてよいという部分もそうです。

つもと
つもと

特に糸! 無駄に絡まりますね。

糸は出来たら他のメーカー(DMC・コスモ・オリムパスのいずれか)で購入してもらった方が楽しく刺繍できると思います。

針も、よいものを使う方が、糸が詰まったりせずに使いやすいです。

布はあまり刺繍の作業自体には左右しないですね。出来栄えの良し悪しだけです。

まとめ

さいごに、今回の記事のまとめです。

「図案印刷済み」のキットを購入しよう!

100均でもOK。だけど糸は別の場所で買うのがおすすめ。

みなさんの刺繍をはじめる後押しが出来れば嬉しいです!

最後まで読んでくれてありがとうございます。


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