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こんにちは。
![つもと](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2023/12/7f77967499ec98656f31e6e1af45590c.png)
刺繍歴はトータル20年超の管理人です。
刺繍をはじめて最初のころは、糸や布にこだわりたくなります。
その後、だんだん道具の沼にはまっていく人・・・いますよね?
私です。
そして、世の中には仲間がたくさんいると信じています。
そんなあなたに向けて、刺繍に使うはさみのおすすめを全力で考えました。
それではどうぞ。
刺繍で使うはさみとして必要な条件とは?
この記事では、刺繍で使うハサミをご紹介していくのですが、「刺繍で使うハサミ」ってどういうハサミが向いているのか、改めて整理しておきます。
糸がよく切れること
刺繍をするときに、はさみで切るものは「糸」です。
糸は紙よりも柔らかく、細いです。
そして、糸を切ったあと、その糸を針に通す必要があります。
切れ味が悪いはさみで何回も切って、糸端がぼやぼやになったものを、「糸が通りません」と相談してくる人がいます。
そりゃ、そのぼやぼやの糸は通しにくいです。
刺繍で使うはさみは、糸がスパッと切れるということが大事です。
(中級者〜)織糸がよく切れること
刺繍に少し慣れてくると、織り糸(布)の方を切るような刺繍をしたくなるかもしれません。
こういう刺繍です。
![](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2024/01/image-1-768x1024.jpg)
![](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2024/01/image-1-1024x634.png)
ヒーダボー刺繍、ハーダンガー刺繍といいますが、織り糸を切って穴をあけることで、レースのような模様を作る刺繍です。
このような刺繍をはじめると、織り糸を頻繁に切るようになって、はさみの出番が激増します。
小さな穴を開けるので、裁ちばさみや文房具のハサミでは切りすぎてしまいます。
糸切りばさみぐらいの小さなはさみを使います。
このときも、綺麗に切れないと、穴がボサボサになります。
刺繍で使うはさみは、いつだって切れ味が大事。
(中級者〜)長い間使っても手が痛くならないこと
上の写真のような写真をする時には、めちゃくちゃ大量にはさみを使います。
はさみだけで数時間が過ぎたりします。
こちらは私の手持ちのはさみの1本ですが、こういう持ち手のはさみで上記のような刺繍をすると、指が真っ赤になります。
![](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2024/01/image-2-1024x1024.jpg)
手にハサミのあとがくっきり残ります。痛い。
でも可愛いので、普通の(?)糸だけ切っていればいい刺繍の時に使っています。
糸を切るだけならスパッと切れるので十分です。
道具を使う時はなんでもそうですが、その作業に適した道具を使うのが大切です。
では、ここから、刺繍におすすめのハサミを紹介していきますね。
1:ゾーリンゲン
ゾーリンゲンは、ドイツの刃物メーカーであり、高品質なはさみや刃物を製造しています。
ゾーリンゲンのはさみは、その精密な製造技術と品質により、多くの人に愛用されています。
刺繍用のはさみとしては、「コウノトリのはさみ」が有名です。
7000円超ということで、なかなか覚悟のいるお値段ですね。
こちらのコウノトリ刺繍ハサミ、道具にこだわるタイプの刺繍家あこがれのはさみです。(独断と偏見です)
模造品がよく出回っていますので、購入したい人は注意してくださいね。
ゾーリンゲンは、刺繍メーカーというよりは刃物のメーカーですので、切れ味はお墨付きです。
2:ギンガー
ギンガーは、主にドイツの刃物メーカーとして知られています。
ギンガーも、有名な刃物メーカーであり、切れ味の心配は全くしなくてよいです。
ギンガーのはさみは、こういう銀のシンプルなはさみのイメージがありますね。
これは刺繍サイズのはさみですが、これ以外の一般のはさみもたくさん売っています。
ずらっと並んだときには手術室のような厳かな雰囲気です(褒めてる)
3:ツヴィリング
ツヴィリング(Zwilling)は、ドイツを拠点とする刃物メーカーで、高品質な包丁やはさみで知られています。
1731年に創業され、長い歴史を有するメーカーです。
「ツヴィリング」と名前を聞くだけだとピンと来ない人もいると思いますが、ヘンケルスの人間のマークは雑貨屋やキッチン用品売り場でよく見かけると思います。
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ちなみに我が家の包丁はツヴィリングです。
さて、刺繍のはさみの話です。
刃物メーカーですので、もちろん良いはさみを販売しています。
結構、糸切りはさみというよりも一般的なはさみに近い形をしていますね。
ツヴィリングは日本での流通も多く、お値段がかなり抑えられています。
大体1000円台で買えますね。
はさみは、そこそこの消耗品です。
刃を研ぎ直して使う人は稀だと思いますので、ある程度で買い直せる価格である、というのも大切だなぁと思います。
また、前述した通り、織糸を切るような刺繍(=はさみを長時間使う刺繍)では、このような持ち手が少し太くなっているところもおすすめポイントです。
4:クロバー(おすすめ!)
ここまで、いろいろご紹介してきたんですが、この記事の結論をここで書きます。
このはさみがおすすめ!!!
日本が誇る手芸メーカー、クロバーの「カットワークはさみ115」というものです。
1500円前後で売っていると思います。(私が買ったころは1000円だったよ・・・)
ここまでにご紹介した3つのはさみも悪くないんです。
とても良いハサミなんです。
ただ、入手のしやすさと、お値段のお手軽さから、こちらのハサミをおすすめさせていただきます。
切れ味?ばつぐんです。
糸はすっぱり斜めに切れますし、織り糸だってばっさばっさ切れます。
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ちょっとした布を切るぐらいなら、裁ちばさみの代わりに使っています。
ゴールドワークという、細い針金を刺繍する技法があるのですが、細い針金ぐらいならガンガン切れます。
(ちょっとぼーっとしていたら、ちょんと当たった指が切れます・・・)
刺繍用という訳ではなく、お人形の服作り、パッチワークや紙工作などで使う人も多いようです。
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管理人はお気に入りすぎて3本目です。
クロバーのカットワークはさみはサイズが複数あります。
115のサイズが、小さくて小回りが効くので、細かい作業がしやすいです。
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はさみで悩んだら、クロバーのカットワーク115。
以上です。
ちなみに、先が少し丸まっているモデルもあります。
先丸か直刃か、これはどっちでもいいですね。お好みで。
持ち手が赤いのが、刃先が丸まっているモデルです。
5:和裁用糸切りばさみ
和裁用の糸切り鋏(いときりばさみ)は、繊細で正確な切り込みができるようにデザインされています。
織り糸を切るような刺繍はしない!糸だけ切れたらいい!
そういう人には和裁用の糸切りはさみもおすすめです。
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穴に指をいれなくても、ガッと持ってパッと使えるのが結構いいです。
機能的。
というか、日本の道具は結構なんでも品質がいいです。
品質が良すぎて、文房具のはさみでも糸が切れるので、刺繍用をわざわざ買おうと思わない人もいると思います。
海外のその辺で売ってるはさみって、糸なんかまともに切れませんよ・・・。
上記の画像のものは、先ほど紹介したカットワークはさみと同じクロバーさんのものです。
クロバーさんのはさみは、ほとんどが日本製です。さすが。
最後に
刺繍におすすめのハサミを5つご紹介しました。
気に入ったはさみはあったでしょうか?
特にこだわりがない人、逆に悩んでしまった人、決めるのが難しい人に向けて、最後に一言おくります。
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はさみで悩んだら、クロバーのカットワークはさみ115。
参考になれば幸いです。
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