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クロスステッチの裏面、皆さんはどんな感じでしょうか。
別に裏面は綺麗じゃなくてもいいんです。なんだっていいんです。
表面が美しければOKなんです。
もしこのページに辿り着いた初心者の方がいた時のために、先に書いておきます。
![つもと](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2023/12/7f77967499ec98656f31e6e1af45590c.png)
裏面にこだわる必要はまったくありません!
そんなこと考えずに楽しく刺しゅうしましょう!!!!
それでもなぜか気になってしまう方、
パズルみたいで実はちょっと楽しいと思っている方、
更なる上達を目指している方に向けての、私なりの裏面の整え方についてです。
縦揃え|タテに揃える
裏を綺麗にする方法はいくつかあるのですが、私は<基本的になんとなく縦っぽく揃える>という方法で進めています。
この方法に名称があるのかは知りませんが、便宜上<縦揃え>と呼ぶことにします。
縦揃えのやり方
![横に進む・縦に進む時](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2022/03/ura1-1024x640.jpg)
横に進むのは簡単です。
ダーっと横に「ノ」を入れて、端まで来たら折り返します。
縦に進むのも慣れてしまえば簡単です。
とにかく下から上へ積み上げればよいです。
しかし、おそらく裏面を意識していない人は布を90度回転させて、横に進めて刺すでしょう。
これだと、裏面には横向きの糸が並ぶことになります。
![斜め](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2022/03/ura2-1024x640.jpg)
ななめに進む時も、縦と同じで基本的に下から積み上げます。
裏糸は綺麗に縦になりませんが、<なんとなく縦>です。
![ちょっと複雑](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2022/03/ura3-1024x640.jpg)
実際の図案ではもっと複雑だと思いますが、簡略化した図で書いてみました。
基本的には、<縦揃え>は横に進む方がスムーズなので、一番長く横に行けそうなところをメインに据え置きます。
そこにおまけが付く、という考え方で進めます。
おまけ部分を刺すときは、上下が逆になります。普段が↙なら、↗で刺します。
おまけが刺し終わればメインへ戻って何事もなかったように進みます。
![複雑な時2](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2022/03/ura4-1024x640.jpg)
おまけの2つめも反転して入れて、メインへ戻ります。
反対を入れてクロスにしていきます。
![複雑な時3](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2022/03/ura5-1024x640.jpg)
実際の図案では、おまけがもっと複雑です。
メインの列を刺して、おまけを入れるという考え方は一緒です。
縦横揃え|タテとヨコに揃えてナナメ禁止
裏面を綺麗にする方法は、上記の<縦揃え>以外にもいくつかあります。
主なものは<縦横揃え>でしょう。
この方法は、裏面の糸が縦と横だけで統一される、つまりナナメ禁止という方法です。
縦横揃えの刺し方
![ななめ禁止](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2022/03/tateyoko-1024x640.jpg)
縦横揃えは、より一層パズル感が増します。
一説によると、どんな図案でも裏面を一切ナナメを使わず、完全に縦横刺しで出来るとのこと。
検証はしていませんので誰かやってみてください。
私は知恵熱が出たのでやめました。
ちなみに、昔は私も<縦横揃え>に近い方法でやっていました。
ですが、完全に縦と横だけではなく、1マスぐらいの斜めはOKというマイルールです。完全を目指すとリズムよく刺せなくて大変だったので。
なんで変えたかというと、習いに行った教室の統一ルールみたいなものですね…
その他の技
上記以外にも、裏面を綺麗にするための技はいくつかあります。
・先に刺した糸の下をくぐらせる
・裏面で糸を1本ちょっとひっかける
・糸始末を工夫
この辺りは長くなるので、またいつか。
管理人の作品の裏面公開
せっかくなので、管理人のクロスステッチ作品の裏側を公開してみたいと思います。
まだ未完成なのですが、ちょうどいい写真があったので掲載します。
Prairie Schooler の New world samplerです。
![クロスステッチの作品の裏面](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2024/01/7f77967499ec98656f31e6e1af45590c-1024x1024.jpg)
![クロスステッチの作品の表面](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2024/01/f4205a7fc8c643dc3b86b8c5b1e653d7-1024x1024.jpg)
なんとなく縦に揃えているのが伝わるでしょうか?
横に渡っているのは糸処理ですね。
Prairie Schoolerさんの図案は、大きめのものでも色数が少ないので、裏面の研究に最適です。
ちなみに、私はクロスステッチの時は刺繍枠は使わないことが多いです。
この時は、水色の点々が飛び飛びだったので、裏糸を綺麗にするために刺繍枠をつけて刺しました。
刺繍枠を使うタイミングについては、以下の記事で詳しく書いています。
![刺繍枠は必要?どんな時に使うのがおすすめか解説!](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2024/01/94c3f59cffacbaf24c966afdb18f2654-160x160.jpg)
最後に
以上、非常にマニアックかつ分かりにくい話になってしまいましたが、クロスステッチの裏面についてでした。
冒頭でも言いましたが、裏面まで気にする必要はまったくありません。
![つもと](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2023/12/7f77967499ec98656f31e6e1af45590c.png)
でも、裏面も綺麗だと楽しい。ね。
そういうコアなお仲間に向けて書きました。
また、裏面の統一方法については、刺繍教室や流派によって決められている場合があります。
その場合は、素直に先生に従いましょうね。
参考になれば幸いです。
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