おすすめの刺繍糸は?DMC・コスモ・オリムパス|メーカーごとの特徴を説明します

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こんにちは。

つもと
つもと

刺繍歴20年超の管理人です。

今回は、日本で手に入りやすい刺繍糸について、使った経験や感想を交えながらまとめました。

糸の使い心地については、完全に管理人個人の意見です。

あくまで参考程度にとどめていただいて、実際に自分で使って試してみてくださいね。

ではどうぞ!

刺繍糸≒25番刺繍糸

まず、刺繍糸には様々な太さや種類があります。

一般的に、(刺繍をあまりしない人が)「刺繍糸」と呼ぶものは、正式には「25番刺繍糸」といいます。

25番というのは、糸の太さのことです。

小さくなる方が太く、大きくなる方が細いです。

また、25番刺繍糸は、非常に細い糸が6本ずつ束になった刺繍糸です。

そのため、購入して糸端を引っ張って出てくる糸は、正式には「細い糸6本の束」です。

綺麗に刺繍をするため、使用時にはこの糸束を一度ばらして、細い糸1本の状態にしてから、必要な本数を束ねて使いましょう

なお、糸の太さの番号は、主要刺繍糸メーカーで共通です。

(ちなみに色番号は統一されていません。)

では、ここから、各社から発売されている25番刺繍糸メーカーについて、その特徴を解説します。

刺繍指導員の資格を持つ管理人が、それぞれの使い心地についても書きました。

日本で手に入りやすい刺繍糸メーカーは、「DMC」「コスモ」「オリンパス」の3社です。

オリムパスの25番刺繍糸の特徴と使い心地

オリムパスは、日本の刺繍糸のメーカーです。

オリムパス25番刺繍糸

特徴

【単色・ボカシ】434色

【8色カラフル】3種類

【12色カラフル】1種類

オリムパスは、25番刺繍糸としては多くの種類を揃えているわけではありません。

しかし、刺し子糸や絹糸などは、一番の品揃えといってもよいでしょう。

また、手芸店にいけば沢山の刺繍・刺し子のキットを販売しています。

一番最初に使う刺繍糸がオリムパスになる人も多いはずです。

使い心地

オリムパスの25番刺繍糸は、「凛とした」糸の印象です。

一番つややかで、糸が硬い感じがします。

糸が硬いというのはネガティブな意味ではなくて、ハリがあるというか、まっすぐ糸が並びやすい印象があります。

そして、刺繍をしていくと必ず糸が痩せ細っていきますが、オリムパスの刺繍糸は毛羽がたつことがなく、芯を残して痩せ細る感じです。

糸の質感が変わらないまま、針金に近づいていく感じです。

つもと
つもと

細かい刺繍を刺す時などは、毛羽立ちが少ないので役立ちます。

色味については、「艶やか」というような、深みのあるはっきり・こっくりした色が得意なイメージです。

コスモ(COSMO)の25番刺繍糸の特徴と使い心地

コスモ(COSMO)は日本の刺繍糸メーカーです。

コスモ25番刺繍糸

https://www.lecien.co.jp/embroideryより

特徴

単色500色

SEASONS(グラデーション糸)全140種

グラデーション糸の種類が豊富なのが一番の特徴です。

グラデーションの移り変わりの速さにあわせて、3種類のグラデーション糸があります。

ちなみに、コスモ(COSMO)はブランド名で、企業名は「ルシアン(LECIEN)」といいます。

LECIANの頃から京都のメーカーでしたが、今は、同じく京都に本社を置く下着メーカー・ワコールの傘下になっています。

京都に本社があることから、関西とそれより西ではコスモを取り扱う店が多く、東はオリムパスを扱う店が多いと聞いたことがあります。

(真偽は分かりません)

使い心地

コスモ(COSMO)の刺繍糸は「やわらかい」印象を持っています。

糸自体が一番柔らかく、綿らしい風合いを残しています。

(今回あげた刺繍糸は3社とも綿100%です)

色味もやわらかく、優しい色が多い印象があります。

糸を使っていて思うのは、糸を使っていくと、布との摩擦の中で少し毛羽が立ちます。

これも、コスモ(COSMO)の糸の優しい色合いを際立たせ、あたたかい印象を与えるので好きです。

つもと
つもと

ふんわりかわいい刺繍を刺す時はコスモを使いたくなります。

DMCの25番刺繍糸の特徴と使い心地

DMC(ディー・エム・シー)は、フランスの刺繍糸のメーカーです。

DMC25番刺繍糸

DMC公式ホームページ 25番刺繍糸より

特徴

単色500色

カラーバリエーション(グラデーション糸)60色

COLORIS(グラデーション糸)24色

エトワール(ラメ入り)35色

ライトエフェクト(メタリック)36色

DMCは、単色の25番刺繍糸だけでなく、ラメ入りやキラキラ糸など、豊富な種類の糸があるのが特徴です。

また、25番刺繍糸以外でも、絹糸や、もっとキラキラの糸、アブローダーという漂白された糸など、多くの種類の刺繍糸を取り揃えています。

西洋の刺繍を極めていこうと思うと、DMCの糸を使っていくことになると思います。

その代わり、フランスのメーカーなので当たり前ですが、刺し子糸などの日本の伝統刺繍用の糸はありません

使い心地

DMCの糸は非常に「鮮やか」です。

色がパキッとしていますね。

糸の使い心地としては、オリムポスとコスモの間ぐらいの硬さです。

使っていくと、少々ケバ立ちながら、芯を残して細くなっていく感じです。

色が鮮やかすぎるため、アイロンなどで水を吹きかけると布に染みてしまう場合があるのが難点です。

つもと
つもと

濃い赤が特にそうです。

アイロン当てる時には余り布で試した方がいいですよ。

どこのメーカーがいいの?

ここまで、3社の25番刺繍糸について、私見を交えながら紹介してきました。

結局、どこのメーカーの糸がおすすめか、という問いに答えようと思います。

つもと
つもと

好みによります!

こう言い切ってしまっては元も子もないのですが、

上記3社の糸はどれも非常に素敵な糸であるため、どこの糸も自信をもっておすすめします。

そのため、糸の良し悪し以外のポイントで選ぶとよいと思います。

1:買い足しやすいメーカーの糸にする

近くの手芸店で取り扱っているメーカーがおすすめです。

実際の糸をみながら色合わせが出来たり、足りなくなったときに買い足しやすいからです。

多くの場合、上記3社のうちの1〜2社しか取り扱っていないと思いますので、良く行く手芸店の取り扱っているメーカーをチェックしておくと良いと思います。

2:安いものにする

上記3社のうちであれば、その中で一番安いという理由で選んでもOKです!

(それ以外のメーカーの糸は、多くの場合は追加で手に入りにくかったり、糸の毛羽立ちがすごかったりするのでおすすめしません。)

3:今後つかうであろうメーカーの糸にする

今後も長く刺繍を続けて行く場合、大量の25番刺繍糸の「残り糸」が出来てきます。

いろいろなメーカーの糸を混ぜても支障はないですが、やはり風合いが少し違うので、統一する方が綺麗です。

ちなみに、管理人の場合、通っていた教室がDMCの糸指定だったため、その後もDMCをメインで使っています。

しかし、可愛い小花を刺す時はコスモを使ったり、細かいクロスステッチでオリムパスを使ったりします。

つもと
つもと

どの糸も素敵なんだわ。

まとめ

25番刺繍糸について、オリムパス・DMC・コスモの3メーカーの特徴と使い心地について解説しました。

結論は、この3社であればどこのメーカーを使ってもOKです!

(他にも、アンカー社など良い糸はあります。手に入りにくいことから除外しました)

お気に入りの糸を探してみてくださいね。

また、慣れてきたら25番刺繍糸だけでなく、他の刺繍糸も使ってみてください。

刺繍の幅がぐっと広がります!


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