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刺繍と言っても色々な技法があります。
民族衣装があるところには刺繍があります。
難しさも材料の手に入りやすさも情報量も色々です。
刺繍歴15年の刺繍オタクが、刺繍をはじめてみたい方におすすめの刺繍をご紹介します。
ではどうぞ!
クロスステッチ
![クロスステッチ作品](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2023/12/cross-eyed-2093487_1920-1024x896.jpg)
![二色のクロスステッチ作品](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2023/12/embroidery-5157140_1920-1024x681.jpg)
クロスステッチは、糸でひたすらに「×」マークを並べて模様を作る技法です。
特徴1:覚えることが少ない
クロスステッチは、基本的にはクロスステッチ(×マーク)だけ覚えればできる単純な刺繍です。時々、輪郭線のバックステッチや、目をつくるフレンチノットステッチが出てきますが、それでも3つです。非常にシンプル。
特徴2:特殊な布を使う
クロスステッチをするためには、専用の布を準備する必要があります。×マークを並べるための格子模様がある布ですね。その辺の普通の布にクロスステッチをするには、抜きキャンバスという専門用具が必要になります。
<参照:LECIEN 抜きキャンバスなどで検索してみてください>
特徴3:図案が色々
クロスステッチはいわゆるドット絵です。
もちろんクロスステッチ専門の図案もたくさん出ていますが、その他のドット絵のものはなんでも図案として流用できます。
例えば、昔のゲームのキャラクターや、アイロンビーズなどのドット絵イラスト。
少し前のポケモンは全てドット絵で表現されていましたので、それらを刺繍している人も多いです。
刺し子
![刺し子のふきん](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2023/12/1857894_s.jpg)
刺し子は日本の伝統刺繍のひとつです。
特徴1:簡単
何と言っても簡単です。あえて言い切りますが1番簡単です。(もちろん極めると奥が深いです)
基本的には波縫いをするだけです。
特徴2:糸や材料を選ばない
どんな布にもさせます。元来は藍色の布に生成りの糸が伝統ですが、なんでもいいです。
特徴3:細かすぎない
元々、寒い地域の農民が、畑仕事がない冬場の作業として行っていた刺繍です。華美な装飾品というよりは民芸品であり、布に太めの糸で刺繍して厚みを出したり、すり減った部分の補強のためといった趣向です。
なので、無駄に細かい1ミリ以下の刺繍をするようなことは滅多にありません。(好きでやっている人はいます)
太めの糸、太めの針でザクザク進むので楽しいです。
こぎん刺し
![こぎんざしのピンクッション](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2023/12/23278978_m-1024x768.jpg)
こちらも日本の伝統刺繍。成り立ちとしては刺し子と似ているのですが、技法が全然違います。
この辺りも調べると面白いのですがこの記事では割愛。
特徴1:基本的には幾何学模様の刺繍
それぞれの模様に「かちゃらず」「まめこ」 など名前がついています。
特徴2:専用の布が必要
クロスステッチと同様、布を格子模様、方眼紙のように見立ててそこに刺繍をしていきます。
最近ではコングレスという布が多用されています。
特徴3:面を埋めることができる
刺し子は波縫いで布全体を刺していく技法ですが、こぎん刺しは密に糸を並べる刺繍です。
全体を埋めるというよりは、部分的に刺繍を入れることが多いでしょう。
小さい作品は全面刺しもあります。
フランス刺繍・サテンステッチ・アウトラインステッチ
![白いバラのフランス刺繍](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2023/12/gio-gix-1lk7gF-pMx0-unsplash-768x1024.jpg)
![ピンクの薔薇のフランス刺繍](https://tsumoto-stitch.com/wp-content/uploads/2023/12/gio-gix-r4oGH_91jrU-unsplash-1-1024x1024.jpg)
刺繍 と言われると一般の人はこういうものを思い浮かべると思います。
厳密にはフランス刺繍というわけでもないのですが、便宜上フランス刺繍と呼ぶことにします。
画像の葉っぱの部分に使われているステッチは サテンステッチ あるいは と言われています。
糸で面を埋めていく形ですね。
上記こぎん刺しと違うのは、こぎん刺しは布を方眼紙に見立ててマスを塗りつぶすようなイメージですが、フランス刺繍は布はただの白紙です。針はどこに刺してもOKです。
上手い下手がわかりやすい刺繍でもあります。
特徴1:どんな図案でも刺せる
大きな特徴の一つは、専用の図案を用意しなくても、イラストがあればそれを刺繍できることです
輪郭線を作って埋めてもいいし、そのままサテンステッチで埋めてもいいでしょう。
特徴2:どこにでも刺せる
布があれば刺繍できます。なんなら紙に刺繍することだってできます。
オーガンジーという薄い布に刺繍する人もいます。
特徴3:(比較的)腕前がわかりやすい
布が格子状の刺繍に比べて、刺繍の上手い下手が分かりやすい刺繍です。見る人が見れば、という話ですが。
まとめ
刺繍をはじめてみたいけど、何をしていいか分からない方に、いろいろな刺繍をご紹介しました。
さいごに簡単にまとめます。
今の自分について | おすすめの刺繍 |
---|---|
針を持つのは何年振りか… 波縫いって何だっけ… | 刺し子 がおすすめ! |
和風の模様が好き! 繰り返しの作業は苦手じゃない! | こぎん刺し がおすすめ! |
ドット絵が好き! 繰り返しの作業は苦手じゃない! | クロスステッチ がおすすめ! |
イラストを描くのが好き! いろいろなステッチを覚えてみたい! | フランス刺繍 がおすすめ! |
以上、参考になれば幸いです。
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