刺繍の図案写し方法おすすめ4選|きれいに写すコツとおすすめのペンをご紹介

刺繍の図案写し方法おすすめ4選|きれいに写すコツとおすすめのペンをご紹介

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こんにちは。

つもと
つもと

刺繍大好き管理人です。

刺繍指導員の資格を持っている管理人が、刺繍の図案写し方法について解説します。

正式な方法から、最近流行っている(やや邪道な)方法まで集めてみました。

参考になれば幸いです。

1:カーボン紙(チャコペーパー)を使う方法

刺繍の図案をトレーシングペーパーに写します。

図案を写したトレーシングペーパーを、まち針で布に固定しましょう。

その図案の裏にカーボン紙を置きます。

カーボン紙は布の上に置かれる側にインクが付いているので、図案を描く側が布に向かうようにします。

手芸でよく使われるカーボン紙は「チャコペーパー」といいます。

各メーカーからチャコペーパーが発売されています。

つもと
つもと

おすすめは「チャコペーパー株式会社 の スーパーチャコペーパー グレー」です!

スーパーチャコペーパー

チャコペーパー株式会社のHPより。

このチャコペーパーが、一番しっかり写ります。

さすが、チャコペーパー専門会社だなぁと思いますね。

余談ですが、チャコペーパー社のHPアドレスが「www.chacopaper.com」とシンプルを極めていてかっこよいです。

このチャコペーパーで「写りにくい!」と思う人は、なぞるペンを替える、筆圧を強くする、下敷きなどを引いて硬いところの上でなぞる、などを試しましょう。

白系の布を使う場合はグレーのチャコペーパーがおすすめです。

その後、トレーシングペン(鉄筆)で図案をなぞっていきます。

下のような専用のトレーシングペンもありますが、インクが出なくなったボールペンでも可。

2:図案を縫い付ける方法

トレーシングぺーパーの裏に図案を置き、ペンや鉛筆を使って線をなぞります。

図案を転写したトレーシングペーパーを、刺繍したい布の上に置きます。

図案が布に正確に転写されるように位置を調整します。

図案が布に正確に合うように、針と糸を使って、トレーシングペーパーと布を縫い合わせます。

図案の周囲をざくざくと、トレーシングペーパーが動かないように縫い付けてください。

トレーシングペーパーを布に縫い付けたら、刺繍作業に取り掛かります。

刺繍が終わったら、トレーシングペーパーを破いて取り除きます。

糸で縫い付けた部分は図案が残ってしまうため、刺繍をしながら、紙が中に残りそうなところは随時ペーパーを取り除くと良いでしょう。

この方法では、トレーシングペーパーが布に縫い付けられ、図案がしっかりと転写されます。

特に、チャコペーパーが使いにくいフェルトや、伸びやすい生地などに刺繍する場合によく使われます。

最近は、紙を破かなくても良い「水で溶ける図案写しシート」などが売られています。

つもと
つもと

便利な時代になりましたねぇ。

3:トレース台を使う

トレース台という、図案を写す専用の道具があります。

刺繍に限らず、デザインや建築など製図が必要な業界で使われている道具ですね。

このような、ただ光るだけのタブレットのようなもので、結構安いです。

使い方は、刺繍したい図案(紙に印刷したもの)をトレース台の上に乗せ、その上に布を置きます。

トレース台にクリップがついている場合もありますが、布は紙よりも伸びやすいため、他の場所をマスキングテープで固定するのがおすすめです!

その後、チャコペンなどで図案を布に写しましょう。

トレース台を使う方法は、チャコペーパーを使うよりも細かい図案が写しやすいですね。

ただ、専用の台がいるのがネックです。

4:タブレットから直接写す

ipadなどのタブレットから、布に写す方法もあります。

タブレットなどに図案を表示して、出来るだけ画面の明るさをあげます。

布をマスキングテープでタブレットに固定します。

出来るだけピンと布を張ってくださいね!

その後、チャコペンなどで布に転写します。

この方法は、3番のトレース台と同様、布に厚みがある場合には使えません。

また、タブレットの画面よりも大きな図案を写す場合には、ずれる可能性が高いので注意が必要です。

しかし、タブレットを使っている人で、画面サイズよりも小さな図案を写す場合は、非常に便利でおすすめです。

画像の大きさを自由に調節できるのがポイント高いですね!

また、私のように、図案をタブレットで描いている場合には、図案写しにかかる手間がだいぶ省けます。

つもと
つもと

サイコー。

おすすめの図案写しペン(チャコペン)紹介

ここまで、図案を写す方法についてご紹介しました。

3:トレース台を使う場合と、4:タブレットから写す場合には、布に描くためのペンが必要です。

1の場合でも、部分的に図案が消えた時などに描き足すことがあると思います。

よく見るのは、紫インクのチャコペンだと思うのですが、刺繍に使うにはやや太いのと、紫の色味で刺繍のデザインに響きます。(いずれ消えますが。)

刺繍に使うのに向いているチャコペンについての条件を考えてみました。

①細い 

②黒かグレー(布の色によっては白)

③多少の水で消えない (手汗で消えると困る)

④数日間ぐらいは消えない(1時間2時間じゃ刺繍は完成しないのよ)

これらを満たすペン、あります・・・!

つもと
つもと

私のおすすめは「ソーライン 布用シャープペンシル」です。

この会社は、普通の(?)水性ペンっぽいチャコペンも売っているのですが、この「布用シャープペンシル」がおすすめです。

一般的なチャコペンは、水性マーカーなのでやや太く、インクが染みて広がります。

こちらのペンはシャーペンと同じ感覚で使えて、細い線を筆圧に応じた濃さでかけます!

芯の色も5色あるので、布の色に合わせて便利に使えます。

つもと
つもと

刺繍で使うときは、基本的には黒でOKです! 布が黒いときは白。

ちなみに私は3色ペン的なものを使っています。便利。


なお、刺繍で使う場合は、「時間がたつと消えるペン」「水で消えるペン」は不向きです。

刺繍は普通の洋裁よりも時間がかかるため、刺繍している間に消えてしまいます。

水で消えるペンは、手汗で消えます。

最近はフリクションという消えるボールペンで写すのが流行っているようですね。

自分の刺繍を楽しくやるだけなら、これもありでしょう。

完成した刺繍作品を商品として売る場合はフリクション図案描き不可です。

フリクションのインクは、見た目上消えているだけで、条件によってはまたインクが浮いてくるからです。

まとめ

図案の写し方について、4つご紹介しました。

どの布に、どのサイズで、どれくらいの細かさの刺繍をするかによって、適した図案写しの方法が変わります。

チャコペーパーやチャコペンも、メーカーごとに使い心地が結構変わるので、奥が深いですね・・・。

つもと
つもと

ソーラインのシャーペン、チャコペンと全然使い心地が違って感動しますよ!

きれいに図案がうつると、刺繍もリズムよく楽しく出来ます。

みなさんそれぞれ、自分に合った図案写しの方法が見つかりますように。


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